
国際協力講演
青年海外協力隊としてウガンダ共和国にて、2年間の活動をしてきました。
発展途上国の人々の暮らしの様子、そこに抱える課題、
私達ができること、そして見習うべきことを、講演会という形で発信しています。
2年間の活動内容
私はウガンダ共和国の西部に位置するムベンデ市で活動してきました。市の中心地は比較的繁栄しているものの、市のはずれは1日200円以下で暮らす貧しい人々も多い地域です。私の主な任務は、乳幼児の下痢による死亡率の撲滅を目的とした安全な水の供給でした。そこ で私は5歳児以下の子どもを持つ親を対象にした調査を行いました。すると、赴任前から予想していた通り、下痢の発症率は非常に高い

ことがわかりました。しかし、ムベンデ市はアフリカでは珍しく水道が比較的普及しており、安全な水を使える家庭も非常に高いことがわかりました。ここから、下痢になる原因は水ではなく不衛生な生活環境であると考え、小学校での衛生教育や、村人の所得向上を目的とした養鶏、魚の養殖事業を展開しました。
活動を支えてくれた友人と
2年間の活動で感じたこと
思い込みを捨て現場の事実を確認することが重要であると感じました。「下痢になるのは汚れた水を飲んでいるせいだろう」というのは、少なくともムベンデ市内では私の思い込みでした。大人たちは子ども達の栄養を考え育てています。そして乳児は母乳を飲み、水を口にすることはありません。現場で観察し、本当の課題が何なのかを見極めることが大切だと痛感しました。

2歳の子の栄養を考え牛乳を与える母親
講演内容について

マサイ族のブランケットを紹介する様子
講演依頼者様の目的やニーズ、対象学年や学習の狙いに応じて講演内容を構成し実施いたします。
昨今の教育現場では、途上国の経験談のみならずSDGsに関連させた内容の要望が高まっています。それらのニーズにお応えする講演を構成いたします。また、ただ講演を聞くだけではなく、生徒同士で話し合う参加型のワークショップを希望される依頼者様も多くいらっしゃいます。研修・ワークショップの作製と実施を本業としている私だからこそできる講演を実施いたします。
〇依頼内容の例
以下は過去に講演を実施したご依頼者様から頂いた、依頼の例になります。
・小学校からのご依頼
5年生の総合学習の一環として「持続可能な食料生産」というテーマを掲げ、学習を進めています。課題追究を通してSDGsとも関連させながら、児童自身が飢餓や食料問題について理解を深めたり、自分や家庭では何ができるかを考え、行動したりできるようにさせていきたいです。そのために,今回の講話では世界の食料事情や飢餓の現状、飢餓に対する国際社会の関わりについて理解を深めるとともに、児童が自分には何ができるかを考えるきっかけとしたいと考えています。
・高等学校からのご依頼
2年生が探究活動の一環として、SDGsについてリサーチして論文を作成し、その報告をプレゼンテーションするという活動を実施します。それに際して、講師の方の実体験に基づいた講演を拝聴し、リサーチにあたっての導入として活用させていただきたいと考えております。
・大学生からのご依頼
国際協力活動をしているボランティア団体です。アフリカで活動された経験をお聞きし学びにしたいと考えています。また、ボランティア活動を行う上で大切なことや持っておくべき視点などをご教授頂きたいです。また可能であれば講演を聞くだけでなく、団体メンバーが自身で考え意見を発信できるようなワークショップを組み入れて頂けますと幸いです。
ご依頼について
ご依頼の目安:1件 3万円~
料金は講演内容、人数、場所によって異なるため、まずはお問い合わせ頂いてからのお見積りとなります。下記のフォームよりお気軽にご相談ください。